Nine Lives Career
転職手続き

転職と社会保険・年金の手続き|退職から入社までに必要なことを徹底解説

転職と社会保険・年金の手続き|退職から入社までに必要なことを徹底解説

転職を検討する際、給与や仕事内容だけでなく、社会保険や年金の手続きについても正しく理解しておくことが重要です。退職から入社までの間に必要な手続きを怠ると、保険の空白期間が生じたり、将来の年金受給額に影響が出たりする可能性があります。

本記事では、転職エージェントとして多くの転職者をサポートしてきた経験をもとに、健康保険・厚生年金・雇用保険の切り替え手続きを網羅的に解説します。退職前の準備から転職先での手続きまで、時系列に沿って確認していきましょう。なお、転職活動全体の流れについては「転職活動の流れ」もあわせてご覧ください。

1. 転職時に関わる社会保険の全体像

社会保険とは何か

社会保険とは、病気・けが・老齢・失業などのリスクに備えて、国や会社が加入を義務づけている公的保険制度の総称です。会社員が加入する社会保険は、主に以下の5つで構成されています。

保険の種類

目的

保険料負担

健康保険

病気・けがの医療費を補助

会社と折半

厚生年金保険

老後の年金給付

会社と折半

雇用保険

失業時の給付・再就職支援

会社と労働者で負担(比率は異なる)

労災保険

業務上・通勤途中の災害補償

全額会社負担

介護保険

介護サービスの利用(40歳以上)

会社と折半

転職時に手続きが必要になる理由

会社員の場合、社会保険の加入・脱退手続きは基本的に会社が行います。しかし、退職から次の会社に入社するまでに空白期間がある場合、自分自身で切り替え手続きをしなければなりません。特に健康保険と年金は、1日でも空白があると「無保険状態」や「未納期間」が発生するため注意が必要です。

転職先が決まっている場合でも、入社日によっては手続きが必要になるケースがあります。退職日と入社日の関係を事前に確認し、漏れなく準備を進めましょう。

退職日と社会保険の資格喪失日の関係

社会保険の資格喪失日は、退職日の翌日です。たとえば3月31日に退職した場合、4月1日が資格喪失日となり、3月分までは前の会社の社会保険が適用されます。一方、3月30日に退職すると3月31日が資格喪失日となり、3月分の社会保険料は自分で負担する必要があります。

【NG例】退職日を意識せずに退職し、月末の1日前に退職してしまった。結果として、その月の社会保険料を全額自己負担することに。

【改善例】退職日は月末に設定し、会社負担の社会保険が月末まで適用されるようにした。転職先の入社日を翌月1日にし、空白期間をゼロにした。

2. 健康保険の切り替え手続き

退職後の健康保険は3つの選択肢がある

退職後の健康保険には、以下の3つの選択肢があります。それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、自分に最適な方法を選びましょう。

選択肢

概要

手続き期限

保険料の目安

任意継続被保険者

退職前の健康保険を最大2年間継続

退職日の翌日から20日以内

在職時の約2倍(上限あり)

国民健康保険

市区町村が運営する健康保険に加入

退職日の翌日から14日以内

前年所得に応じて算定

家族の扶養に入る

配偶者や親の健康保険の被扶養者になる

退職後すみやかに

追加保険料なし

任意継続被保険者制度の詳細

任意継続は、退職前に2ヶ月以上被保険者であった場合に利用できます。最大2年間、退職前と同じ健康保険組合に加入し続けることができます。

ただし、注意すべきポイントがあります。

  • 在職中は会社と折半だった保険料が全額自己負担になる
  • 保険料には上限があり、標準報酬月額の上限(協会けんぽの場合30万円)で計算される
  • 申請期限は退職日の翌日から20日以内と厳格に定められている
  • 一度加入すると原則2年間はやめられない(2022年1月の法改正により、任意で脱退可能に)
  • 保険料を納付期限までに支払わないと資格を喪失する

高収入だった方は、国民健康保険よりも任意継続のほうが保険料が安くなるケースが多いです。退職前に、両方の保険料を試算して比較することをおすすめします。

国民健康保険への切り替え手順

国民健康保険に加入する場合は、お住まいの市区町村の窓口で手続きを行います。必要な書類は以下のとおりです。

  1. 健康保険資格喪失証明書(退職した会社から取得)
  2. 本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)
  3. マイナンバーがわかる書類
  4. 印鑑(自治体による)

手続き期限は退職日の翌日から14日以内ですが、期限を過ぎても加入手続きは可能です。ただし、届出が遅れた場合でも保険料は退職日の翌日から発生するため、早めに手続きを済ませましょう。

家族の扶養に入る場合の条件

配偶者や親が会社員で、その健康保険の被扶養者になれる場合、追加の保険料負担なしで健康保険に加入できます。ただし、被扶養者になるには以下の条件を満たす必要があります。

  • 年収が130万円未満(60歳以上または障害者は180万円未満)であること
  • 被保険者の年収の2分の1未満であること
  • 失業給付を受給中の場合、日額が3,612円未満であること

転職活動中に失業給付を受給する場合は、日額によっては扶養に入れないケースがあります。事前に確認しておきましょう。転職活動の進め方については「転職活動のやり方」で詳しく解説しています。

傷病手当金について

健康保険には、業務外の病気やケガで働けなくなった場合に生活を保障する傷病手当金という制度があります。転職前後で知っておくべきポイントを整理します。

  • 支給条件:業務外の病気やケガにより連続して3日間以上仕事を休み、4日目以降も働けない状態が続いていること
  • 支給額標準報酬日額の3分の2が支給されます
  • 支給期間:支給開始日から通算1年6ヶ月まで受給できます

転職時に特に重要なのは、退職後も傷病手当金を継続して受給できるケースがある点です。以下の条件を両方満たす必要があります。

  • 退職日までに被保険者期間が継続して1年以上あること
  • 退職日に出勤していないこと(退職日に出勤すると継続受給の権利を失います)

なお、退職後に任意継続被保険者として健康保険に加入した場合、退職前から継続している傷病手当金は引き続き受給できますが、任意継続の加入期間中に新たに傷病手当金が発生することはありません。転職活動中に体調を崩した場合に備えて、この点を理解しておきましょう。

3. 厚生年金から国民年金への切り替え

年金の種類と切り替えの仕組み

日本の公的年金制度は2階建て構造になっています。会社員は「第2号被保険者」として厚生年金に加入していますが、退職すると「第1号被保険者」として国民年金に切り替える必要があります。

区分

対象者

加入する年金

保険料(2024年度)

第1号被保険者

自営業、無職、学生など

国民年金のみ

月額16,980円

第2号被保険者

会社員、公務員

厚生年金(国民年金を含む)

報酬に応じて(会社と折半)

第3号被保険者

第2号被保険者の配偶者

国民年金(保険料負担なし)

なし

国民年金への切り替え手続き

厚生年金から国民年金への切り替えは、お住まいの市区町村の窓口で行います。手続きに必要な書類は以下のとおりです。

  1. 年金手帳または基礎年金番号通知書
  2. 退職日がわかる書類(離職票、退職証明書など)
  3. 本人確認書類
  4. 印鑑

手続き期限は退職日の翌日から14日以内です。国民健康保険の手続きと同じタイミングで行うのが効率的です。

保険料の免除・猶予制度を活用する

転職活動が長引き、収入がない期間が続く場合は、国民年金保険料の免除・猶予制度を利用できる場合があります。

  • 全額免除:前年所得が一定以下の場合、保険料が全額免除される
  • 一部免除:所得に応じて4分の3、半額、4分の1の免除がある
  • 納付猶予:50歳未満で所得が一定以下の場合に利用可能
  • 退職(失業)特例:失業中は前年所得を除外して審査される

免除期間は年金の受給資格期間には算入されますが、受給額は減額されます。後から追納(10年以内)することで、年金額を回復させることも可能です。未納のまま放置するよりも、必ず免除申請を行いましょう。

配偶者がいる場合の注意点

あなたが退職することで、配偶者の年金区分にも影響が出る場合があります。配偶者が第3号被保険者(あなたの扶養に入っている場合)だった場合、あなたの退職に伴い配偶者も第1号被保険者に切り替わり、国民年金保険料の支払いが必要になります。

この手続きを忘れると配偶者の年金に空白期間が生じるため、自分の手続きとあわせて必ず確認しましょう。

4. 雇用保険と失業給付の手続き

雇用保険の基本と離職票

雇用保険は、失業した際に失業給付(基本手当)を受け取るための保険制度です。退職後に失業給付を受けるためには、退職した会社から「雇用保険被保険者離職票」を受け取る必要があります。

離職票は通常、退職後10日〜2週間程度で届きます。届かない場合は、退職した会社に問い合わせるか、ハローワークに相談しましょう。

失業給付の受給条件

失業給付を受給するためには、以下の条件を満たす必要があります。

  • 離職日以前の2年間に12ヶ月以上の被保険者期間があること(会社都合退職の場合は1年間に6ヶ月以上)
  • 働く意思と能力があること
  • ハローワークに求職の申し込みをしていること

失業給付の受給額と期間

失業給付の日額は、退職前6ヶ月間の賃金をもとに計算されます。おおよその目安は以下のとおりです。

退職前の月収(額面)

基本手当日額の目安

月額の目安

20万円

約4,800円

約14.4万円

30万円

約5,900円

約17.7万円

40万円

約6,700円

約20.1万円

50万円

約7,100円

約21.3万円

受給期間は、離職理由と被保険者期間によって90日〜330日の間で決まります。自己都合退職の場合は、申請から原則1ヶ月間の給付制限期間があります(2025年4月の雇用保険法改正により、従来の2ヶ月から短縮されました)。ただし、自己の責めに帰すべき重大な理由による退職(重責解雇等)の場合は3ヶ月の給付制限期間が適用される点に注意しましょう。

失業給付と転職活動の両立

失業給付を受給しながら転職活動を行う場合、4週間に1回ハローワークで「失業の認定」を受ける必要があります。認定日までに原則2回以上の求職活動実績が必要です。

求職活動実績として認められるものには、以下があります。

  • ハローワークでの職業相談・紹介
  • 転職エージェントでの面談・求人紹介
  • 企業への応募(書類選考を含む)
  • 転職フェア・セミナーへの参加

転職エージェントを活用することで、効率的に求職活動実績を積みながら、質の高い求人を紹介してもらうことができます。エージェントの選び方については「転職エージェントの選び方」をご参照ください。

再就職手当について

失業給付の受給期間中に早期に再就職が決まった場合、再就職手当を受け取れる可能性があります。支給残日数が所定給付日数の3分の1以上残っている場合に支給され、残日数が多いほど支給額も大きくなります。

  • 支給残日数が3分の2以上:基本手当日額 × 支給残日数 × 70%
  • 支給残日数が3分の1以上:基本手当日額 × 支給残日数 × 60%

早期に転職先を見つけることは、キャリアの面でもメリットが大きいです。求人票の見方がわからない方は「求人票の見方」を参考にしてみてください。

5. 退職時の手続きチェックリスト

退職前にやるべきこと

退職日が決まったら、以下の手続きを漏れなく進めましょう。

  1. 健康保険証の返却:退職日までに会社に返却(扶養家族分も含む)
  2. 退職届の提出:就業規則に定められた期日までに提出
  3. 有給休暇の消化:残日数を確認し、計画的に取得
  4. 退職後の健康保険を決める:任意継続・国保・扶養のどれにするか検討
  5. 住民税の支払い方法を確認:一括徴収か普通徴収かを選択

退職時に会社から受け取るもの

退職時には、以下の書類を会社から受け取る必要があります。受け取り忘れがないよう、チェックリストとして活用してください。

書類名

用途

受取時期

離職票

失業給付の申請

退職後10日〜2週間

雇用保険被保険者証

転職先での雇用保険加入

退職日当日または郵送

源泉徴収票

年末調整・確定申告

退職後1ヶ月以内

年金手帳

年金の切り替え・転職先への提出

会社が保管している場合

健康保険資格喪失証明書

国保加入の手続き

退職後すみやかに

退職後14日以内にやるべきこと

退職後、次の入社日まで空白期間がある場合は、以下の手続きを14日以内に行いましょう。

  1. 国民健康保険への加入(任意継続・扶養を選ばない場合)
  2. 国民年金への切り替え(第1号被保険者への変更届)
  3. ハローワークでの求職申し込み(失業給付を受ける場合)

手続きはお住まいの市区町村の窓口で行えます。国民健康保険と国民年金の手続きは同じ窓口でできることが多いため、まとめて済ませるのが効率的です。

6. 転職先での社会保険手続き

入社時に提出する書類

転職先に入社する際には、社会保険の加入手続きのために以下の書類を提出します。

  • 年金手帳または基礎年金番号通知書
  • 雇用保険被保険者証
  • 源泉徴収票(前職の分)
  • マイナンバーがわかる書類
  • 給与振込先の口座情報
  • 扶養家族がいる場合は扶養控除等申告書

これらの書類は退職時に前の会社から受け取っているはずです。紛失した場合は、年金事務所やハローワークで再発行が可能です。試用期間中の社会保険については「試用期間とは」で詳しく解説しています。

社会保険の加入開始日

転職先での社会保険は、入社日から加入となります。たとえば4月1日に入社した場合、4月1日から健康保険・厚生年金が適用され、新しい健康保険証が届くまでの間は「健康保険被保険者資格証明書」で医療機関を受診できます。

注意点として、入社月の保険料は翌月の給与から控除されるのが一般的です。そのため、入社月の給与明細では社会保険料が引かれていないケースがあります。

転職先の社会保険を確認するポイント

転職先を選ぶ際には、社会保険の加入状況も確認しておきましょう。

  • 健康保険組合:組合健保か協会けんぽか(組合健保は付加給付がある場合も)
  • 企業年金:確定拠出年金(DC)や確定給付年金(DB)の有無
  • 社会保険の加入時期:試用期間中も加入できるか

求人票の福利厚生欄に「社会保険完備」と記載があれば、健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険のすべてに加入できます。求人票の読み方について詳しくは「求人票の見方」をご覧ください。

7. 空白期間がある場合の注意点

空白期間に発生するリスク

退職日から次の入社日まで空白期間がある場合、以下のリスクが発生します。

  • 健康保険の空白:無保険状態で医療費が全額自己負担になる
  • 年金の未納:将来の年金受給額が減少する可能性がある
  • 住民税の支払い:給与天引きが止まり、自分で納付する必要がある

【NG例】「すぐ転職するから手続きはいいや」と放置。転職先の入社が1ヶ月延期になり、無保険状態で病院にかかって全額自己負担に。年金も1ヶ月未納になった。

【改善例】空白期間が1日でも発生する場合は、すぐに国保・国民年金の手続きを行った。結果的に転職先の入社が延びても、保険の心配なく転職活動に集中できた。

1日だけの空白期間でも手続きは必要?

厳密には、1日でも空白期間がある場合は国民健康保険・国民年金への切り替え手続きが必要です。たとえば、3月31日に退職して4月2日に入社する場合、4月1日の1日だけ空白が生じます。

実務上は、1日程度の空白であれば転職先の健康保険が遡及して適用されるケースもありますが、これは保険者の判断によります。確実に保険を途切れさせたくない場合は、退職日と入社日を調整して空白期間をゼロにするのが最善です。

長期の空白期間がある場合のポイント

転職活動が長引いて空白期間が数ヶ月に及ぶ場合は、以下の点に特に注意しましょう。

  1. 国民年金保険料の免除申請を行う(退職特例を活用)
  2. 国民健康保険料の減額が適用される場合がある(非自発的離職の場合)
  3. 住民税の普通徴収に切り替わるため、納付書が届いたら期日までに支払う
  4. 確定申告が必要になる可能性がある

空白期間が長くなりそうな場合は、転職エージェントに相談して早期の転職を目指すことをおすすめします。職務経歴書の書き方に不安がある方は「職務経歴書の書き方ガイド」も参考にしてください。

8. 確定申告が必要なケース

年の途中で転職した場合

通常、会社員の税金は年末調整で精算されますが、以下のケースでは確定申告が必要になります。

  • 年内に再就職しなかった場合(12月31日時点で無職)
  • 退職金を受け取り、「退職所得の受給に関する申告書」を提出していない場合
  • 2ヶ所以上から給与を受け取った場合(前職と現職)で、前職の源泉徴収票を現職に提出していない場合
  • 副業収入が20万円を超える場合

確定申告で所得控除を受けるための準備

確定申告をすることで、以下の所得控除を受けられる可能性があります。

控除の種類

対象

必要書類

社会保険料控除

国民健康保険料、国民年金保険料

納付証明書(日本年金機構から届く)

生命保険料控除

生命保険、医療保険の保険料

保険会社からの控除証明書

医療費控除

年間医療費が10万円超の場合

医療費の明細書

寄附金控除

ふるさと納税など

寄附金受領証明書

特に空白期間中に支払った国民健康保険料や国民年金保険料は全額が所得控除の対象です。領収書や納付証明書は確定申告まで大切に保管しましょう。

確定申告の時期と方法

確定申告の期間は、翌年の2月16日〜3月15日です。e-Tax(電子申告)を利用すれば、自宅からオンラインで手続きができます。

また、還付申告(払いすぎた税金を取り戻す申告)は、翌年の1月1日から5年間いつでも提出可能です。年の途中で退職し、年末調整が行われていない場合は、確定申告をすることで税金が還付されるケースが多いため、忘れずに手続きしましょう。

9. よくある質問(FAQ)

Q. 退職後、転職先が決まるまでの間、健康保険はどうすればよいですか?

退職後は「任意継続被保険者制度」「国民健康保険」「家族の扶養に入る」の3つの選択肢があります。任意継続は退職翌日から20日以内国民健康保険は14日以内に手続きが必要です。保険料の負担が最も少ないのは家族の扶養に入る方法ですが、年収要件(130万円未満)があります。それぞれの保険料を事前に試算し、自分に合った方法を選びましょう。

Q. 厚生年金から国民年金への切り替え手続きをしないとどうなりますか?

手続きをしないと国民年金の未納期間が発生します。未納期間があると、将来受け取れる年金額が減少したり、障害年金や遺族年金の受給要件を満たせなくなるリスクがあります。退職後14日以内に市区町村の窓口で切り替え手続きを行いましょう。収入がない場合は免除申請も可能です。

Q. 失業給付は転職先が決まっていても受給できますか?

転職先が決まっている場合(入社日が確定している場合)は、原則として失業給付を受給できません。失業給付は「失業の状態」にある方が対象です。ただし、入社日まで1ヶ月以上の空白がある場合は、ハローワークに相談することで受給できるケースもあります。また、早期に再就職した場合は再就職手当が受けられる可能性があります。

Q. 退職日は月末と月末以外、どちらが有利ですか?

月末退職が有利です。社会保険の資格喪失日は退職日の翌日であり、資格喪失日が属する月の前月まで会社の社会保険が適用されます。月末退職であれば、退職月の社会保険料は会社と折半になりますが、月途中の退職では、退職月は国民健康保険・国民年金を自己負担で支払う必要があります。

Q. 転職先で試用期間中は社会保険に入れないと言われました。これは合法ですか?

違法の可能性が高いです。法律上、社会保険の加入要件を満たす従業員は、試用期間中であっても入社日から社会保険に加入させる義務があります。「試用期間中は社会保険に加入しない」という運用は、正当な理由がない限り法令違反です。このような会社への転職は慎重に検討しましょう。詳しくは「試用期間とは」をご覧ください。

Q. 年の途中で転職した場合、確定申告は必要ですか?

年内に転職し、転職先で年末調整を受ける場合は、前職の源泉徴収票を転職先に提出すれば確定申告は不要です。ただし、年内に再就職しなかった場合や、前職の源泉徴収票を提出しなかった場合は確定申告が必要になります。確定申告をすることで払いすぎた税金が還付されるケースが多いので、忘れずに手続きしましょう。

まとめ

転職に伴う社会保険・年金の手続きは煩雑ですが、正しい知識をもって計画的に進めれば、不安なく転職活動に集中できます。特に以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 退職日は月末に設定し、社会保険の空白期間を最小限にする
  • 健康保険は3つの選択肢(任意継続・国保・扶養)から最適なものを選ぶ
  • 国民年金の切り替えと免除申請を忘れない
  • 離職票などの必要書類を退職時に確実に受け取る
  • 空白期間が生じる場合は14日以内に手続きを済ませる
  • 年の途中の退職では確定申告で税金の還付を受けられる可能性がある

転職は人生の大きな転機です。手続き面の不安を解消し、新しいキャリアへの第一歩を踏み出しましょう。転職活動の流れを把握しておくことで、より計画的に転職を進められます。

Nine Lives Careerでは、求人紹介だけでなく、退職から入社までの手続きについてもキャリアアドバイザーが丁寧にサポートいたします。社会保険の切り替えや退職交渉など、不安なことがあればお気軽にご相談ください。あなたの転職を、手続き面からもしっかり支えます。まずは無料相談からお問い合わせください。

キャリアのお悩み、一人で抱えていませんか?

Nine Lives Career では、履歴書添削から面接対策まで無料でサポートしています。

無料相談してみる